やってみましょう!MSXBASICその3
・その2へ戻る
・さまざまな起動方法
・ディスクのソフトが起動しない
・テキスト画面の使い方
・MSXBASICのメモリ操作
・ネスト構造
・条件分岐
・ファイル操作
・変数DATAを読み込む
・JISモードとシフトJISモードの切り替え
・ファイル操作
・その4へ進む
◆テキスト画面
さ
まざまな起動方法
1.そのまま電源を入れる方法
2.Shiftキーを押しながら立ち上げますとROMBASICになります。
3.MSXturboRではキーボードの1を押しながら立ち上げますとMSX-DOSモードになります。
4.ctrlキーを押しながら立ち上げますとフリーエリアを広げます。これはOut of memory などが表示されてしまう場合などに有用です。
5.BASICでPAUSEキーを押して、SCCカートリッジを差し込みます。
6.GRPH+STOPを押しながら立ち上げますとパスワードをクリアできます。
7.ESCキーを押しながら立ち上げる方法
8.Deleteキーを押しながら立ち上げますと内臓ソフトをクリアする機種もあります。
ディスクのソフトが起動しない
長く放置しておくと、起動しない場合があります。
これはFDDのヘッド面にホコリなどが付着していることが原因です。
クリーニングディスクでフォーマットするといいかもしれません。
ディスクが読み込めない場合は実機では実行をとりやめ、
購入したディスクなどにバックアップをとることをおすすめします。
使ったFDD:○○○×○
↓バックアップすると
新しいFDD:○○○○○
となるが、×の部分のデータを読めない。
読める部分をコピーすることでハード的なディスクエラーは回避できます。
新しいフロッピーにCHKDSKなど実行するといいでしょう。
※ディスクは落とさないようにていねいに扱ってください。
MSXエミュレータの場合、ディスクを入れた状態でCPUステートから読み込まないと
起動しないことがあります。
MSXのテキスト画面の使い方
この画面ではダイレクトモード、プログラムモードがある。
・ダイレクトモード
そのままプログラムを直接入力するができる。
このコマンドをダイレクトコマンドという。
ダイレクトコマンドは数値、文字列、ファイルの操作など全ての
BASIC命令とプログラムの編集に使うことができる。
行番号を入れないので実行後にコマンドが消えることがある。
<<文字コードを得る>>
? ASC(INPUT$(1))
<<SC5の画像を表示する>>
SCREEN5:BLOAD"SAMPLE.PL5",S:BLOAD"SAMPLE.SC5",S:I$=INPUT$(1)
上のプログラムは実行できますがSCREEN5になってプログラムは消える。
・プログラムモード
行番号を入れてダイレクトコマンドを入力するとプログラムモードになる。
ダイレクトコマンドでエラー、バグがなければ行番号を加えるだけでエラーなくプログラミングできる。
行番号を10行間隔で作れば、もし何か不具合があってもデバッグができる。
<<SC5の画像を表示する>>
10 SCREEN5:BLOAD"SAMPLE.PL5",S:BLOAD"SAMPLE.SC5",S:I$=INPUT$(1)
・デバッグコマンドLIST
プログラムの編集はテキストエディタのように書き換えたりする
こともできるが、行単位の削除はコマンド1つで消すことも可能だ。
コマンドは英数の大文字または小文字でも実行できる。
まずは[F4]のlistそして、リターンキーを押してみよう。
入力した行が表示される。
LIST 840-
<<10行から90行まで削除>>
DELETE 10-90
<<100行だけを削除>>
100
<<90行以前を削除>>
DELETE -90
<<10行からオートライン>>
AUTO
<<1行から1行ずつオートライン>>
AUTO 1,1
<<10、15、20という行番号を揃える場合>>
RENUM
<<カーソル以降を削除>>
CTRL+E
<<BEEP音を出す>>
BEEP
<<5回音を出す>>
FOR I=1 TO 5:BEEP:NEXT
・オートラインモード
プログラムリストをプログラムする場合は自動で行番号が入力されるこのモードを使う。
auto 10で10行から入力。
画像のように*が表示されている行は既に打ち込まれている行。
そのままリターンでかまわない。
10行から70行までは打ち込まれていますが、80行は打ち込まれていませんね。
このモードから出る場合は[ctrl]+[stop]、[ctrl]+[pageup]を使います。
・トレースモード
[10][20][30][40][50][60][80][90][70][100]
実行中の行番号を表示(tron)、解除(troff)することができる。
・A:ドライブのCOMMAND.COMをH:ドライブへコピーする
COPY”A:COMMAND.COM”TO”H:”
・ファイルをみる。
FILES
・TEMP.DATファイルを削除する
KILL"TEMP.DAT"
・TEMP.DATファイルを見る
COPY"TEMP.DAT"TO"CON"
・TEMP.DATファイルを新規に編集
COPY"CON"TO"TEMP.DAT"
※CTRL+Zで終了します。
◆テキスト
MSXパソコンでは半角英数のテキストファイルを読むことができます。
日本語のテキストファイルは拡張することで以下のことができます。
・その他
1chipMSXでは日本語表示はできません。1chipMSX改では有効
MSXPLAYerはMSX2相当で、半角英数<JIS>のみサポートでしたが、
新バージョンではMSX2+相当の漢字BASICが加えられ<シフトJIS>が使えるようになりました。
次に漢字BASICの切替え方法を説明します。
●JISモードとシフトJISモードの切り替え
・シフトJISはCALL KANJI
・仮想端末はCTRL+SPACE
・JISはCALL ANK(ANK英数モード)でPUTKANJIを指定
画面設定
・文字桁数を指定。WIDTH 32
・文字位置を指定。LOCATE 10,20
・文字を表示。PRINT”TEST”